ヨーロッパのスタートアップ会社がこぞって進出する「モビリティ市場」。ヨーロッパでは、日常生活の移動手段として様々なサービスが使われている。特に、シェア型やサブスクリプション制度を組み合わせることで、持続可能かつ手の届きやすい移動手段が利用可能となった。

今回は、ヨーロッパのモビリティ市場とサブスクリプションモデルを大きく変えた6社を紹介する。

Cowboy (ベルギー)

自転車ユーザーが多い国ベルギーが生み出した、スマート電気自動車スタートアップ会社「Cowboy」。電動アシスト自転車を提供しており、バッテリーやライトが付属した、ミニマルなデザインの自動車が特徴。

約70km分の取り外し可能なバッテリーつきで、取り外して充電する場合には、3.5時間で充電を完了できる。

Swapfiets (オランダ)

前述したベルギー発の「Cowboy」電気自転車は美しいデザインだが、価格は約2000ユーロ(約24万円)と高価。

リーズナブルな価格で自転車にアクセスしたい、オランダ、ベルギー、ドイツ、デンマークに居住する人であれば、前輪だけがブルーのタイヤの「Swapfiets」がある。自転車王国のオランダが生んだ「Swapfiets」では、定額制の自転車乗り放題サービスを提供している。

自転車を定額制でレンタルでき、自転車に何らかの不具合があれば、その場で修理または交換してもらうことができる。

Donkey Republic (デンマーク)

自転車を短期で利用したい人には、デンマーク発の定額制の自転車レンタルサービス「Donkey Republic」がある。 

専用のモバイルアプリから、近くのレンタル自転車を探し、ロック解除するだけでレンタルすることができる。利用後は、近くの駐輪スポットに停めるだけ。Donkey Republicは、デンマークだけでなく、スペインのMalaga (マラガ) やフィンランドのLisalmi (イーサルミ)  にまでサービスを拡大させている。

Tier (ドイツ)

電気自動車ではなく、電動スクーターを使いたい人には、ドイツ発の「Tier」がある。ヨーロッパ全土(+アブダビ)にて、リーズナブル価格かつ簡単に電動スクーターをレンタルすることができる。

専用モバイルアプリから登録して、近くの電動スクーターをロック解除するだけで、すぐに電動スクーターを利用できる。Tierの電動スクーターは、ヨーロッパのモビリティを変えるだけでなく、排気量を減らすことにも貢献している。

Ziticity (リトアニア)

自ら移動するのではなく、配送を手配することもできる。リトアニア発の物流スタートアップ会社である「Ziticity 」は、“物を運ぶUber” と呼ばれ、食べ物から花、食材、服、事務用品までをその日に配送することができる。

ロケーションを同期させることで、配送の手配を自動化させたり、配送状況をトラッキングできる。

Jeff (スペイン)

スペイン発のオンデマンドのクリーニングサービス「Jeff」。交通手段ではないが、あなたの代わりにクリーニング屋に行く手間を省くことができる。

衣類は48時間以内にクリーニングとアイロンがけがされて、依頼主の元に届く。Jeffはすでに、40カ国以上で利用可能だ。

Unacast (ノルウェイ)

ノルウェイ発の「Unacast」は、世界最大のプロキシミティネットワークを提供する会社。様々な会社のロケーションや地図データなどにアクセスができるため、例えばキッチンカーをどこでオープンすべきかや、次に始まりそうな工事の場所を事前に調べることができ、マーケティングなどに有効活用することができる。