定額制の多拠点コリビング(co-living)サービス「ADDress」を展開する株式会社アドレスは、JR東日本の子会社「JR東日本スタートアップ」らと資本業務提携を締結したことを発表した。

サブスクリプション型の多拠点居住シェアサービスである「ADDress」は、国内外の空き家や別荘と、宿泊希望者をマッチングすることで、登録者に定額で多拠点居住に住むことを実現している。

一方で、JR東日本グループは、交通インフラだけでなく、ホテルや社宅などの物件を保有しており、今回の提携を通して両者の強みを生かすことで、新たな移動の価値の創出を目指している。JR東日本グループとの提携によるサービスの詳細は11月中の発表予定。

ADDressでは、さまざまな交通手段を統合して次世代の移動サービスを生み出す「MaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)」の実現にも力を入れており、その他の交通インフラ会社と提携をすでに締結している。

例えば、全日本空輸(ANA)との提携により、月額4万円からのADDressの利用料金に、月額2〜3万円追加することで全国のANAの指定路線・便に4回搭乗できるサービスが2020年1月より開始される。

また、IDOMとの連携で、定額乗り換え放題のカーシェアサービス「NOREL」を物件の駐車場に設置し、物件間および中古車販売のガリバー販売店で乗り捨て可能なカーシェアサービスを1月より開始する予定だ。

ADDressはこれらの連携を増やすことで、今後「交通サブスク」の実現も目指している。ADDressのサービスは多拠点生活の基盤づくりだけでなく、地域活性や空き家問題などの社会問題に取り組んだり、地方と都市の垣根をなくした都市と地方の人口のシェアリングを進めることなどに貢献している。