30以上の雑誌タイトルを持つノルウェーメディア『アラーメディア(Aller Media)』では、過去5年間の間に安定した広告収益と定期購読(サブスクリプション)収益を伸ばしている。収益の90%は広告収益で、両方からの収益をバランスよく生み出すためのサイト構成を行っている。

アラーメディアの「Dagbladet」では、ウェブサイト上でのユーザー行動データを基に、表示させる記事コンテンツを操作している。例えば、同じ記事を3回以上閲覧、似たコンテンツを閲覧、滞在時間などの情報を基に、どのユーザーに定期購読を促したり、広告を表示させたり、動画を見せるかを決めている。

つまりこの仕組みでは、定期購読の宣伝を3回以上見ても購読登録をしなかった場合には、通常のディスプレイ広告を表示することになる。これにより、無駄なくユーザー行動から収益を生み出せるベストな方法を適用することに成功しているのである。この仕組みに変えてから、クリック率が10〜30%増加するなど効果を発揮している。

米国や英国などでは流入の大半がSNSや検索経由であるのに対し、ノルウェーではダイレクト(直接サイト訪問)が流入の大半を占めている。SimilarWebによると、アラーメディアの「Dagbladet」では78%がダイレクト経由である。そのため、ノルウェーではホームページが重要であり、アラーメディアのようにユーザーの好みに合わせてサイト上のコンテンツを変えることが効果を発揮している。

「Dagbladet」では85,000人の定期購読者を獲得しており、過去3年の間に購読者数は100%で増加をしている。「Dagbladet」の定期購読サービスは、月額11.48ドルとなっている。