Eコマース最大手Amazonは、急成長中フードデリバリー「Deliveroo」が5億7500万ドル(約630億円)を出資した。これにより、本社ロンドンの事業には約15億ドルの資金が調達されたこととなる。

2013年に創業された「Deliveroo」は、その事業を急速に成長させてきた。現在では、世界中で14ヶ国、500の都市で事業が展開されている。このフードデリバリー事業は、6万人の配達員と提携先である8万のレストランにより構成されている。

「Deliveroo」の競合として、ヨーロッパのフードデリバリー会社である、ベルリンの「Delivery Hero」やアムステルダムの「Takeaway.com」などがある。米国では、PostmatesやGrubhub、DoorDashなどの会社がフードデリバリーを提供しており、同様に資金調達を行っている。

このフードデリバリー事業に参入しているのは、スタートアップ企業だけではない。大手配車アプリ「Uber」では『UberEats』と呼ばれるフードデリバリーサービスを、Amazonでは『Amazon Restaurants』事業を展開している。両者ともDeliverooへの投資を検討しており、今回Amazonが大金出資したことで、将来の買収に有利に動くと考えられる。

「Deliveroo」では、今回の資金をロンドン本社の技術者への投資に使うとし、世界中にサービスを広げたり質を高めることに使うとしている。