Amazon(アマゾン)から、高音質音楽ストリーミングサービス『Amazon Music HD』がローンチされた。

LOSSLESS(ロスレス)音楽ファイルをストリーミングしたり、ダウンロードができるこのサービスは、高音質な楽曲を求めるオーディオファンにとって人気の高いサービス「Tidal」よりも格安な価格でリリースされた。

実際に、「Amazon Music HD」のHDプランは月額14.99ドルで、プライム会員であれば月額12.99ドルで利用が可能。一方で、前述した「Tidal」のHi-Fiプランは月額19.99ドルとなっている。

「High Definition」と呼ばれるカタログには5,000万以上の楽曲が含まれており、CD音質とほぼ同じ16ビット、44.1kHzで楽しむことができる。また「Ultra HD」では数百万の楽曲が含まれており、24ビット、44.1kHz〜192kHzで聴くことができるなど、音楽ストリーミングの中でも最高品質の音質を実現している。

『Amazon Music HD』はロスレスというニッチな分野でありながらも、「HD」や「UltraHD」など解釈しやすい単語の使用を心がけて出来るだけ大衆向けのサービスとして展開することを狙いとしている。ニッチなTidalやHDtracks、Qobuzにはない方法で、SpotifyやAppleなどの大手音楽ストリーミングサービスと対抗することを目的としている。

4月時点でAmazonの音楽サービスでは3,200万人のユーザーを抱えており、1億人を突破するSpotifyと比べるとまだまだ少ないものの、プライム会員向け「Prime Music」からサンプル音楽を聞くことができるため今後の伸びが期待される。

SpotifyやAppleでは、これまで同じようにロスレス音楽の展開を試みているものの、実際にはまだローンチには至っていない。しかし、今回Amazonの『Amazon Music HD』が成功を収めることで、同じようにロスレス音楽への投資が進む可能性もあるであろう。

現在、90日間無料で試聴できるようになっており、米国、英国、ドイツ、そして日本にて利用が可能となっている。