アジア太平洋地域では、オンライン動画広告と定額制サービスの収益が、2019年260億米ドルから、2024年には520億米ドル(約5.7兆円)まで上昇することが予測されている。これは、15%の年平均成長率である。動画配信サービスは、2024年までには、テレビとオンライン動画売上全体の33%を占めるようになり、2019年の18%からの大きな伸びを達成すると予想されている。

2024年までには、(中国を除く)アジア太平洋地域の動画市場の25%を、オンライン動画が占めるようになり、これは2019年15%と比べると大きな伸びとなる。

中国では、オンライン動画市場の売上は、毎年14%成長を見せ、2024年までには700億ドル(約7.7兆円)まで上昇すると見られている。これは、市場の定額制サービスの売上によるところが大きい。中国国内のオンライン動画プラットフォームは、2024年には全体の動画市場のうち44%を占めるようになると予想されている。(2019年現在は29%)

特に、中国のモバイルの広帯域ネットワークの改善、オンライン動画プラットフォームの増加により、コンテンツを配信する機会が増えている。

インドでは、2019年より8%の年平均成長率を見せると予想されており、アジア太平洋地域内では一番の伸びを見せると考えられる。テレビ市場も6%の年平均成長率を見せ、オンライン動画配信市場は22%の年平均成長率になると見込まれる。2024年には、オンライン動画市場が、動画市場売上の16%を占める予測である。(2019年現在は9%)

日本では、オンライン動画市場が前年比で10%の伸びを見せており、テレビ市場では減少傾向が見られている。今後5年の間には、1.2%の年平均成長率が予想されており、2024年までに広告と定額制サービスの売上で280億ドルを達成する見込みである。同時期には、オンライン動画市場が、動画市場全体の14%(2019年)から22%(2024年)まで向上することが予想されている。

東南アジアでは、動画市場の売上が2019年より4%の年平均成長率を見せ、2024年までには110億ドルに達する見込みである。特に、インドネシア、タイ、ベトナムがその65%を占めるようになる。東南アジア最大の市場を持つインドネシアでは、5年以内にはオンライン動画市場で24%の年平均成長率を見せると予想されている。