音楽配信サービスを提供する「Spotify」は、Apple(アップル)に対して、自社のApple Musicと競合する他社を不当に制限していると、EUの独占禁止法規制当局に申し立てをしていることが明らかになった。

iPhoneのローンチ後の、2007年にサービスを開始しているSpotifyは、AppleがApp Store上で競合のサービスに不当な制限を設け、自社のApple Music(2015年にサービス開始)が有利になるように操作をしていると述べている。

Spotifyの申し立ての中心は、「Appleの決済システムを介することで、Apple税が30%かかる」ということである。

Spotifyでは2014年からAppleの決済システムの利用を強いられており、このApple税が上乗せされることから、プレミアム会員料金を9.99ユーロから12.99ユーロに変更しなければならず、月額料金が9.99ユーロのApple Musicよりも不利な立場に立たされている。

そのことからSpotifyではAppleの決済システムの利用を停止し、パソコンからSpotifyのウェブサイト上で会員登録してもらうように変更している。

またApp Store上では、コンテンツ中心のアプリは商品説明と一緒に、URLやボタンを使ってウェブサイトへの誘導ができないようになっており、お得な特典情報のプロモーションがしにくい作りになっているという。

その他にも、iPhoneの音声認識SiriはSpotifyにユーザーを繋げなかったり、Apple WatchにSpotifyのアプリを追加することを拒否するなど、SpotifyはAppleからの不平等な扱いに不満を募らせている。