Bloomberg Media(ブルームバーグ メディア)では、デジタル定期購読者数が年末までに2倍になることを発表している。

Bloombergでは、2018年5月にペイウォール(コンテンツを一部有料化し課金を行う仕組み)の導入を行なっており、現在の具体的なデジタル定期購読者数は不明だが、数十万人にのぼる見込みだ。2018年には予想よりも3倍の登録者数を獲得しており、2019年にはその2倍になると考えられる。この増加傾向は、無料閲覧回数や料金設定、特典や広告のデザインや位置などのテストを繰り返した結果だとしている。

Bloombergのペイウォールは22の項目を条件にカスタマイズして行われており、「サイト滞在時間」「トラフィックの参照サイト」「再訪セッション」などの情報をベースに、どれくらいで定期購読(サブスクリプション)に登録するかを見極めている。Bloombergによると、新規ユーザーが登録までに要するタイミングとして「月に3記事」と述べている。

Bloombergでは、3分の2のサイト訪問者(月間5,000万人)が定期購読をするとしており、残りの25%はBloombergアプリ、そして残りはApple News、検索、メルマガ、SNSからだという。他社メディアでは、サイト訪問者の2%が定期購読するというデータがあることからも、Bloombergのサイト訪問者の登録率は高いと言える。

他の収益方法があるBloombergにとって、ペイウォールによる「定期購読ビジネス」はそこまで他社メディアよりも重要視されてこなかったが、導入から時間が経過するにしたがって、解約の防止や新規獲得にかかるコスト削減に注力している。

例えば、サイトに10日間訪問していない人は解約する確率が2倍になるというデータ結果があることから、そのユーザーの名前を使った個人メールを送って解約を防ぐ取り組みを行なっている。下の名前(海外の事例なため、日本では上の名前であろう・・)を使って、パーソナライズ化を凝らしたメールを送ることで、メール開封率を186%まで増やすことができるという。また、定額プランではなく割安の年間プランを提案することで、10%近くの人が解約するのを防いだという実績もある。