Books That Matter 」は、本のサブスクリプションボックスである。だが他と違うのは、ボックスに入って届けられる本は、女性、特に人種問題にフォーカスした著者によって書かれた本だということだ。

本と一緒にテーマに関連したギフトが2点入っており、ボックスは女性アーティストによって手がけられている。Books That Matter では、サブスクリプションボックス以外にも、関連グッズの販売やポッドキャスト配信、オンラインブッククラブの運営なども手がけている。

創業者であるMolly Masters氏は、このスタートアップ企業を大学2年生時にスタートさせている。 Masters氏が女性の声を届けるサービスを始めた動機は何だったのだろうか?

「Books That Matter」の始まり

大学で英文学を専攻していたMasters氏は、本を読むことで理解が生まれ、理解が思いやりを生み、思いやりが新しい世界を創ることができると信じていた。

大学在学時に女作家によって書かれた文学にたくさん触れたMasters氏は、大学を超えてもっと多くの人にこれらの作品を読んでほしい、そしてマイノリティーの人たちの理解を促進したいという思いから、「Books That Matter」のアイデアが生まれた。

英国ブライトンで開催された、Sussex Innovation Centre主催のビジネスコンテストに出場したMasters氏は、インスタグラムとメール登録者リストから300人のサブスクリプション登録者を獲得し、女性で初めてコンテストで受賞を成し遂げた。

ビジネスを始めてから直面した課題

このビジネスを始めた時まだ大学2年生だったMasters氏は、当時大学だけでなく2つのアルバイトの仕事もしていた。大学卒業後は、会社を経営しながらも、小売業界で正社員として働く経験をしている。現在では、Books That Matter一本を仕事としているが、ビジネス開始時から現在まで、すべてを両立する点で苦労をしている。

また最初は、自分の成功に自信を持てず、不安もたくさんあったと言う。英文学を専攻していたMasters氏はビジネスの知識も経験もなく始めたこともあり、すべての決断において不安を感じたと言う。

ビジネスの運営をすべて自分でしようとしていたMasters氏は、最初カオス状態の中で、ビジネスを成立させようと奮闘していた。その後は外部に委託することも覚えたと言う。圧倒されるビジネス界の中で彼女を支えたのは、大量のリサーチ、読書、学習、周りからのサポートだと述べている。

ビジネスを始めてからの一番の思い出

本を受け取った人たちからの感想の声だと、Masters氏は述べている。同じような問題に苦しむ女性たちから、本を読むことで光が差したなどの感想を受け取ったと言う。自分の商品やサービスが、女性のエンパワーメント、社会変革に直結していることにMasters氏は誇りを持っている。

Masters氏は今後、サブスクリプション登録者を増やすだけでなく、同じような考えを持つブランドや団体とコラボレーションをしたり、同じテーマで子供用にもサブスクリプションボックスを展開したり、イベントを主催したいと考えている。