これまで多くのスタートアップ企業が「サブスクリプションボックス」ビジネスを手がけてきたことで、商品の種類も洋服や美容商品からミールキットなどと幅広いボックスが市場に出回るようになった。

Eコマースをはじめとする、この「サブスクリプションボックス」のトレンドは、以前と比べると下火になりつつあるものの、まだまだ注目を浴びるボックスサービスが存在する。その一つが、創業から5年のワインサブスクリプションボックスである「Bright Cellars」である。

「Bright Cellars」では、ユーザーの好みをベースに厳選されたワインが毎月4本ボックスに入って届く。

そんな「Bright Cellars」が、シリーズAにて850万ドル(約9.4億円)の資金調達に成功した。資金提供を行ったのはRevolution Venturesと、以前からBright Cellarsに投資を行ってきたCSA Partnersである。

マサチューセッツ工科大学卒業生のYau氏とJoe Laurendi氏の2人によって2014年に創設された、「Bright Cellars」。翌年にはアクセラレータープログラム(大手企業がベンチャー・スタートアップに対して協業・出資を目的としたプログラム)に参加した2人は、 Gener8torやCSA Partnersから資金提供を受けている。

ボストンからウィスコンシン州に拠点を移して以来、「Bright Cellars」は現在では40人の従業員を抱えており、売上も好調に伸ばしている。各ボックスの料金帯は現在88ドルである。

「Bright Cellars」の拠点である、ウィスコンシン州のミルウォーキーは現在スタートアップ企業が集まっているエリアである。同エリアからサブスクリプションボックスの分野で成功を収めているのは「Wantable」で、200人の従業員をもち、女性を中心としたアパレルサブスクリプションビジネスを行っている。

ワインのサブスクリプションボックスには、Bright Cellars以外にも多くのブランドが存在している。LAを拠点とするスタートアップ企業の「Winc」では同様のサービスをワイン3本・48ドルにて提供している。他にも、サンフランシスコを拠点とする「Vinebox」では工夫を凝らせて、72ドルで9本のサンプルワインを届け、気に入ったものをフルサイズで送るサービスを提供している。

またワインサブスクリプションサービスは、もちろん現地のワイナリーや、ワイン専門店とも競合しながら、ビジネスを成長させることが求められている。「Bright Cellars」では、今回の資金をデータサイエンスやAIの技術投資に使う予定である。