2017年11月からサービスを開始している、自動車メーカーVolvo(ボルボ)のサブスクリプションサービス『Care by Volvo』は、ボルボの新車をローンを組まずに毎月定額料金の支払いで手に入れることができるサービスである。サービス開始から15ヶ月が経過した今、その人気を受けてボルボは今後プログラムに新しい車種を追加すると述べている。

『Care by Volvo』は、月額定額料金の支払いで、新モデルのVolvo XC40を2年間乗ることができ、その後新車に乗り換えができる。月額料金は選ぶ車種によって異なるものの、例えば41,945ドル(約460万円)する2019 XC40 T5 AWD車種が、月額700ドル(約7万6000円)の2年間の支払いで手に入る。料金には、自動車保険や、ブレーキパッドやローターの磨耗を保証するメンテナンス費用も含まれている。また年間15,000マイル手当も用意されている。

このプログラムの成功の裏には注文の簡単さがある。注文は主にウェブサイトやアプリ上のオンラインで行われ、内装や色、タイヤなどを自分でカスタマイズできる。また月額の決済方法も複数のオプションが提供されている。初期費用の500ドルを支払い、ワンクリックで車を予約すれば、あとはボルボ社から配送の連絡がくるだけという流れである。

プログラム開始1年にして、46%の顧客が35歳以下で、50%の顧客がスマートフォンやタブレットで注文をしており、92%がボルボ新規顧客だったという。サブスクリプションサービスが多くの若者層を上手く取り込むことに成功したことを示している。

自動車業界のサブスクリプションサービスは現在トレンドになっており、そのトレンドはオートバイや商用トラックにも広がっている。例えば昨年にはトラックのレンタル・リース会社大手のRyderから、商用トラックの「シェアリングエコノミー」を可能にしたCOOPのサービスが開始されており、従来のように車を購入せずとも利用できる時代になっている。

ボルボの現在の課題は、どうやってディーラーからサブスクリプションへの理解を得るかどうかだという。ディーラーの中にはこのサブスクリプションシステムに対して懐疑的な人もおり、彼らから信頼を得ることが大事だと述べている。

今後もボルボはこのサブスクリプションで、若年層をもっと取り入れる予定である。