Ampere Analysis社の調査によると、世界で定額制動画配信サービスで登録者がもっとも多いトップ5のうち、3つのサービスが中国の会社であることが明らかになった。

ランクインしたサービスは、百度(Baidu)社の「iQiyi」、 アリババ社の「Youku-Tudou」、テンセント社の「Tencent Video」で、広告やサブスクリプション(定額制サービス)からの収益を急激に伸ばすことに成功した。

同調査によると、中国人44%の人たちが、2〜3つの上記の定額制動画配信サービスに登録しており、3つ全てに登録している人の数は16%であった。

3社の去年の売上を合わせると、800億米ドルに達しているものの、最大手の「Netflix」の1,800米億ドルにはまだ届かない数字である。この3社は、「BAT」と呼ばれる資金が豊富なIT会社が親会社にあることもあり、動画コンテンツへの激しい投資が見られている。

例えば、2011年〜2018年の間に「iQiyi」のコンテンツは、年平均成長率で140%伸びている。サブスクリプションの売上が全体の4%だったのが、2018年には50%以上までに増加を見せている。有料登録者は、無料登録者が見ることができない限定コンテンツにアクセスすることができる。

「Youku-Tudou」は、一番コンテンツ量に投資をしており、その数は1万3千作品である。そのあとに1万件のiQiyi、7千件のTencent Videoが続く。一方で、オリジナル作品を提供する数で比較をすると、「iQiyi」では250のオリジナル作品、7千の限定コンテンツを、「Tencent Video」では330のオリジナル作品、 1,400の限定コンテンツを提供している。

Ampere社では、この3社が2024年までに、3.4億万人の登録者と年間126億ユーロを達成すると予測しており、海外のサービスを使えない中国では、今後もこの3社が市場のシェアを拡大していくと考えられる。