次に出る人気ゲームは、XboxやPlayStation、Switchからではなく、AppleやGoogle、Amazon、またはComcast(米国ケーブルTV大手)のサービスを繋いでプレイするゲームかもしれない。

大手インターネット企業から大手ケーブルTV大手のComcastまで投資しているのが、「ゲーム」産業である。

Comcastはこれまで、メイプルストーリーなどの人気ゲームを出してきた韓国ゲーム最大手「ネクソン」の買収をかけて、Amazonやゲーム大手エレクトロニック・アーツ(EA)と戦い、入札をしている。

1,380億ドル(約15兆円)規模と言われるゲーム市場では、これまでバトルロワイヤル系の『フォートナイト(Fortnite)』、『Apex Legends』、そしてファンタジー系の『リーグ・オブ・レジェンド』など、無料でダウンロードできるオンラインゲームが注目を集めてきた。

この動きから見ても、XboxやPlayStation、Switchなどのゲーム機にとって変わって、オンラインゲームを遊び放題が可能な「オンラインゲーム版Netflix」が今後のトレンドになるのが予想される。

また、ゲームは国境を越えて広がる傾向にあるため、アジアで成功を収めるネクソンの買収は、多くの欧米企業の注目を集めている。

ゲームサービス提供では無名で歴史も浅かったMicrosoft社ですら、2001年にXboxをローンチして以来、今ではソニーや任天堂と肩を並べるくらいまで成長をしている。Googleなどの大手インターネット企業がゲーム産業に参入して成功を狙うのも不思議ではない。

Googleでは実際に、サブスクリプション(定額制サービス)型のゲーム配信サービス『Project Stream(プロジェクト・ストリーム)』をテスト中である。Appleでは、すでにApp Store上でモバイルゲームがこれまで何百万人もの人に購入・ダウンロードされており、同様にサブスクリプション型ゲーム配信サービスの提供を計画中である。(詳細は近日発表される予定)

Zyngaゲームの人気を助けたFacebookでは、過去数年のうちに多くのゲームサービスを提供している。また2014年にはVR企業のOculus(オキュラス)社を30億ドルで買収しており、VRゲームを率いる大手の仲間入りをしている。

Amzonでは、ゲーム実況特化ストリーミング配信サービス「Twitch」や、ゲーム開発スタジオDouble Helix Gamesなどを2014年に買収しており、ゲーム分野への投資を行っている。

ネクソンの買収の動きは今後も目が離せない。今後ゲームのあり方が変わるのは間違いないであろう。