米国の商用レンタル・トラック会社大手「Ryder System, Inc.」は、商用トラックのシェアリングプラットフォーム『COOP by Ryder™』のサービスを2018年3月より開始している。

今日米国では800万台以上の商用トラックが走っているものの、Ryderのテレマティクスデータによるとその内25%の車体が週に1日使われない状態であるという。この使われていない間の車体を、トラックを探している人に貸し出すことで収益を生み出せるようにしたのが、このCOOPである。例えば、8mトラックで1日に100マイル(約160km)走った場合、月間3,300ドル(約36万円)の収益になるという。

COOPでは、事業主同士がお互いの信頼の元、オンライン上で商用トラックの貸し借りを行い、自動決済にて支払いが行われるプラットフォームである。トラックを探している事業主は、ヴァン、トラック、トラクター、トレーラーなどの種類から選ぶことができ、掲載されている所在地まで車体を取りに行く必要がある。また、すべての貸し借りにおいて、車両保険、1億円分の賠償責任保険、そして年中無休のけん引サービスが含まれている。

またCOOPでは、チャット機能も充実しており、カスタマーサポートとすぐに繫がることができる。貸し借りする事業主の間でも、電話やメールにて連絡を取ることができるという。サービス利用後は、事業主同士でレビューを残すことができ、お互いに信頼を担保できるようにしている。

Ryderは既存の20万台規模の顧客リストと商用トラックレンタルビジネスの長年の経験により、シェアリングサービスを始める際によく生じる、保険やDOT遵守、決済方法などの問題を回避して、サービスの開始に漕ぎつけることができた。

COOPは、このプラットフォームを使うことで、普段関わることのないような事業主同士で信頼関係のもと助け合うことができるコミュニティーを築くことができるとしている。