スポーツ専門OTTプラットフォームDAZN(ダゾーン)が、同社のOTTプラットフォーム(動画配信サービス)で広告の収益化に励んでいる。

DAZNでは、1月に同社サイトのGoal、Sporting News、DAZN Playerのリーチを増やすために『DAZN+』ネットワークをローンチしており、その他にもSNSやインフルエンサー、タレント、放映権保持者、スタジアム所有者と提携を結んできた。

これまで別々に管理されてきたDAZNが所有するサイトやサービスを統一化したことで、これらのプラットフォームの広告枠に対して精度の高いセグメンテーションが行えるようになり、広告枠を固定額で、安定したインベントリを抱えて提供できるようになる。

他メディアと同様にDAZNでは、純広告の買い付けを自動化した「プログラマティックダイレクト(programmatic-direct)」広告を提供する予定である。PMP(参加できるメディアと広告主が限定される広告配信の仕組み)と保証型の取引を提供でき、企業側としても一定の収益を確保できる。

しかしこの「プログラマティックダイレクト広告」は、広告主への広告の透明性やコントロールを保証するものであり、この広告枠が市場で安く入札できることも見えてしまうことになる。DAZNでは、できるだけ多くの広告主に試験的に広告枠を使ってもらえるようにしていることが、安さの原因となっている。

DAZNではこのプログラマティックダイレクト広告の魅力を出すために、スポーツデータやスコア情報をリアルタイムで6つの広告素材に反映させる広告方法を提供している。このデータを使った広告の効果を検証するために、モバイル端末のエキスパンド広告やフレキシブル広告ユニットにてその機能を適用したところ、基準より8%高いエンゲージメントが見られ、マウスオーバーする割合が25%増えたことが明らかとなった。

またDAZNでは、女性スポーツの人気からもこの広告ビジネスの拡大を期待している、2019年はFIFA女子ワールドカップが注目を集めており、すでに英紙TelegraphやGiveMeSportが女性スポーツに焦点を当てたコンテンツを配信していることからも、広告の需要が高まると見込んでいる。