ディスプレイ広告と動画広告の伸びにより、デジタル出版業界の年間売上が6.8%上昇し、5.1億ポンド(約715億円)までに達したことを、AOP(Association for Online Publishing)とデロイトが発表した。

本調査によると、ディスプレイ広告と動画広告が売上に占める割合が、それぞれ27.6%と8.5%に増加している。また複数のデバイスからの売上も、2018年第四四半期には約1億ポンドと、前年より2倍以上の伸びを見せており、これは複数デバイスでのディスプレイ広告の効果が275%も向上したことに起因している。

好調な売上を見せているデジタル出版業界ではあるものの、業界や企業はビジネスへの不安を抱えている。イギリスのEU離脱が市場に与える影響がまだ明らかでないことも、その不安に拍車をかけている。

デロイトのDan Ison氏は、デジタル出版業界にとって、動画広告の売上が今後の成功の鍵だと述べている。モバイル端末での動画視聴が増え、5Gが今後導入されることで、これまで以上に動画コンテンツを視聴しやすくなると考えている。

デロイトの他調査では、スマートフォンユーザーの13%が、通勤中のネット環境に満足をしており、この5Gの開発が、今後のデジタル出版業界にとって重要な要素になるであろうと考えている。