米アメリカメディア「ディスカバリー(Discovery)」が、自然・博物を中心とした新しい定額制動画配信サービスを拡大している。

BBCとの新しい提携により、新しいサービスはBBCのドキュメンタリーコンテンツ「プラネットアース(Planet Earth)」や「ブルー・プラネット(Blue Planet)」などの独占権を獲得する。現在これらのコンテンツ権はNetflixが所有しているものの、契約期限が切れたと同時にNetflixでは見れなくなるという。

この新しいサービスの料金に関しては未発表だが、少なくとも月額5ドル以下で視聴が可能だと考えられる。

ディスカバリーは、同様のサービスであるNetflixなどの大手動画配信サービスと戦う意図はないものの、視聴者が減少する有料ケーブルTV業界の中、ディスカバリーチャンネルで知られる大手ブランドの認知度を使って、ニッチを狙う計画だ。

ブランドの認知度から考えて、今回の新サービスのサブスクリプション登録者を獲得することはできるが、コンテンツのニッチさを考えるとビジネスの拡大の可能性には疑問が残る。

幅広い高品質のコンテンツを配信するNetflixのような大手サービスと比較すると、ニッチなサービスにわざわざ登録する人は少ないと予想される。Magidの調査によると、米国人の定額制動画配信サービスにかけるお金は約38ドルという結果もある。

Netflixの標準プランで13ドル、Amazonプライムビデオで10ドル、そしてHuluの広告なしプランで12ドルかかることを考えると、それらを合わせて追加でニッチなサービスを登録するかどうかは、疑問である。

だがディスカバリーのブランド認知度を活用して、熱狂ファンを取り入れたり、独占コンテンツやオリジナルコンテンツ、幅広いコンテンツ数を今後増やしていくことで、サービスの拡大を図ることは十分に可能であると考えられる。