Netflixが陣頭指揮を執ってデジタル動画業界を変えてきた中、DAZNのようなスポーツコンテンツに特化した定額制動画サービス(スポーツ版Netflix)まで出てきている。そんな中、「FloSports」が周りの新しいサービスを出し抜いてサービスを拡大している。

過去2年間の間に、米国の動画配信サービスである「FloSports」は、スポーツ放映権を猛烈なスピードで獲得している。2018年には、「FloSports」は150の新規契約を、全米プロボウラーズ協会(PBA)、ラグビーヨーロッパ、カナダ体操、国際自転車競技連合(UCI)、欧州バスケットボールリーグと結んでいる。この勢いは2019年も止まることはない。

「FloSports」はコンテンツを増加させており、年間のライブイベント数は1万を超えている。特にスポーツでもテレビでは取り上げられないような、注目が足りていないスポーツを中心に配信を行っている。

「FloSports」の視聴者の平均年齢は34歳と若く、月額20ドル(または年間150ドル)のサブスクリプション料金を支払って見ている人が月に数百万人いるという。具体的なサブスクリプション登録者数は公開されていないものの、前年比でその数は約100%の割合で増加しているという。特に「FloSports」ではSNSを活用してリーチを増やしており、2018年の前半でインスタグラムの動画視聴回数が約3億回で、これはプロアメリカンフットボールリーグ(NFL)やメジャーリーグベースボール(MLB)など有名リーグを合わせても届かない数字である。

スポーツに特化した定額制の動画配信サービスを最初に始めた「FloSports」であるが、もちろん現在では競合に大手メディアのESPNやTurner Sports、CBS、NBCが存在しており、大手のデジタル投資が進められている。若手ながらも業界に進出してきている会社としてDAZN、FuboTVも存在する。

市場が激化する見込みではあるが、「FloSports」は現在のやり方を貫きながら、周りとは違う方法で、最後の生き残りのスポーツ動画配信サービストップ3位に中に入ることができると信じている。