米FOXは、無料ストリーミングサイト「Tubi」を現金にて4億4,000万ドルで買収したことを発表した。

Tubiは買収後、別会社として存続し、創業者とCEOであるFarhad Massoudi(ファルハード・マスウーディー氏)が変わらず指揮をとる。買収の取り決めは、6月末までに終了する予定だ。

映画やテレビ番組を無料で閲覧できる「Tubi」では、今後FOXのコンテンツを提供するだけでなく、新しいコンテンツの宣伝も行うようになる。FOXのコンテンツである、ローカルニュースやスポーツコンテンツも追加される予定だ。

これまでにユーザー数を着実に増やしてきたTubiでは、昨年12月に、月間アクティブユーザー数が2000万人を超えたと発表している。

Tubiにとって、今回の買収により、FOXの広告主や提携先との関係がTubiの成長に役立つと期待している。さらに、FOXのニュースやスポーツ番組を追加することで、Tubiは無料ストリーミング市場で存在感を増すことができるとしている。

FOXがTubiを買収した理由は、無料ストリーミング市場に参入したいというFOXの意向が関係している。ストリーミング市場には、無料だけでなく、NetflixやDisney+などの有料ストリーミングサービスが市場を牽引している。

大手メディアが無料ストリーミングサイトを買収したケースは他にも見られている。昨年には、バイアコムCBSは、無料ストリーミングである「Pluto TV」を3億4,000万ドルで買収している。

昨月には、コムキャストが、1万もの映画・テレビ番組コンテンツを無料で提供するストリーミングサイト「Xumo」を買収している。

大手メディアが、無料ストリーミングサイトを買収するのは、無料ストリーミング市場が急成長していることにある。MAGNA GLOBALのデータによると、無料ストリーミングサイトの広告収入が昨年38億ドルであった。2018年から2020年の間には、31%の広告の伸びが見られると予想もしている。