1990年代半ばから2000年代前半生まれの世代である「Generation Z(Z世代)」は、メディア業界にどのような影響を与えるだろうか。

ドイツのプロサッカーリーグ「ブンデスリーガ(Bundesliga)」に関して行われた調査では、スポーツプレミアムコンテンツを配信する人たちに対して、新しい発見を提供した。それが、Z世代は前の世代の人たちよりも、「高品質のコンテンツを選んで、お金を払う傾向にある」ことだ。

有料オンラインコンテンツを受け入れる人たちが、若年層の間で広まりつつある。しかし、Z世代がメディアに対して期待する内容には、他の世代ではなかった特徴が見られるという。例えば、10〜22歳の年齢層では、それ以上の年齢層よりもサッカーの試合全てを観る確率が低いという。

そして、個人に合わせた「パーソナライズ化」されたコンテンツへの需要が高い。例えば、ハイライト映像を個人の興味に合わせて、特定の国籍のプレイヤーや、特定のゴールキーパーの活躍を特集することができる。

またブンデスリーガを観戦するZ世代の80%は、テレビで試合を観ることから、テレビもまだまだ主要媒体として見ることができる。一方で、パソコンやスマートフォンで試合を視聴する人の数も増加傾向にある。そのため、コンテンツがモバイル端末でも見ることができるようにすることも重要視されている。また、複数のデバイスを使った試合の視聴スタイルも見られている。他にも、VR(バーチャル・リアリティ)を使ったサッカー試合の視聴を検討するZ世代が、すでに38%を占めている。

ブンデスリーガに興味を持つZ世代の数が増加しており、一試合につき平均で4時間半のコンテンツ視聴が行われている。Z世代のメディア消費スタイルの傾向を掴んで、放映の仕方やコンテンツ制作に今後工夫が必要となってくるだろう。