「有料放送チャンネル・サービス」がテレビのエンターテイメントを牛耳っていた時代は終わり、最近では新しいサービスの形を模索している。

「有料放送チャンネル・サービス」が提供できる新しいサービスの可能性の一つとして、「複雑化したオンラインエンターテイメントの簡素化」が挙げられる。

多くの人が、NetflixやHuluなどのオンライン動画配信サービスを利用してエンターテイメントを楽しんでいる中、サービスの種類が多く、見たいコンテンツを探せないことが問題となっている。有料放送サービス側で、その複雑化したビジネスを簡素化させることが可能である。

そのために最初の課題となるのは、有料放送サービス(衛生・ケーブル放送など)のオペレーターがオンライン市場に進出することである。従来のケーブル放送を見られるようにテレビと接続する機材(セットトップボックス)に、アプリ機能を加えるなど工夫が必要となる。

その解決策になるのが、Google、Amazon、TiVoが提供するサービスである。

Googleによると、Googleが提供する「Android TV」は世界中で140の有料放送オペレーターによって利用されているという。

「Android TV」を使うことにより、オペレーター側は技術の導入に時間をかけることなく、すぐに新しい形でサービスを提供できるようになるのである。また、5,000ものアプリが使える「Android TV」では、オンラインサービスを使う人たちにリーチを広げることができる。またプラットフォーム上の音声検索や音声操作、おすすめ機能も「Android TV」を使う魅力の一つである。

一方でAmazonでは、「Fire TV」に力を入れており、今後有料放送オペレーター向けに、優先的に自分のサービスを検索結果に表示できるようにした機能を提供する予定である。このサービスが、オペレーターの提供するセットトップボックスとFire TVを接続して使うことができるかなど、サービスの詳細についてはまだ非公開である。しかし、アマゾンの音声認識「Alexa」や様々なサービスの横断検索やおすすめ機能は、間違いなくアマゾンサービスを使う魅力となるであろう。

またTiVoも、これまで有料放送オペレーターと共同して、複数画面で視聴ができるエンタテインメント体験を提供してきた。そんなTiVoでは、現在Android TVへのサポートを提供している。各自が提供するセットトップボックスにAndroid TVを使えるようにしたり、アプリを使ったサービスも利用ができるようになる。実際にこのソリューションを、RCNやArmstrongなどのオペレーターが導入を行っている。