米国の住宅所有者は、住宅の修理・メンテナンスに年間3000億ドル(約33兆円)をかけている。だが、信頼できるプロを探したり、修理・メンテナンスの管理をしたり、失敗した時の後処理など、手間がかかることが多い。

この問題を解決するサブスクリプションサービスを提供するのが、サンフランシスコを拠点とするスタートアップ企業「Super」である。シリーズBにて2000万ドル(約22億円)の資金調達を発表したSuperは、今後米国全土にサービスを拡大する予定である。Superは過去2年間で、毎年400%のビジネス成長を見せている。

SuperのCEOを務めるJorey Ramer氏は、以前経営していた会社「Jumptap」を売却した後、この新しいビジネスのアイデアを思いついたという。

これまで賃貸暮らしをしてきたRamer氏は、サンフランシスコ・ベイエリアで自宅を購入する際に、自宅の管理を考えて購入を躊躇していた。この時、これまで家を賃貸していた時には考えなくてよかった住宅の管理を考えるようになったという。

実は、この社名のSuperには、英語で「すごい」という意味と、住宅を管理する「管理人」という2つの意味がある。

Ramer氏は、これまで見つけた住宅管理のサービスが、サービスの質とコストが見合っていないと考え、システムに依存しきっているこの市場を変えようと思い立ったのである。

Superではこの考えを元にして、20ドル、60ドル、90ドルの料金プランで住宅メンテナンスのサービスを月額定額制で提供をしている。長期的目標として、プランの中にメンテナンスに必要なサービスをすべて含むことで、すべてのことに対応できるサービスの提供を目指している。

Superは今後のビジネスの幅を広げる予定でもあり、物件購入時のセットサービスにしたり、住宅保険をセットにしたり、白物家電など自宅に必要なものも提供できるようなサービスを検討中だという。