Huluでは、Netflixと同様で広告なしプランを提供しているものの、Hulu登録者の大半が、月額5.99ドルの広告付きプランを選んでいる(広告なしプランは月額11.99ドル)ことが明らかになった。

今月の最初に定額登録者が2,800万人を超えたことを発表したHuluだが、その時にはその内訳については発表がなかった。現在、ディズニーの傘下に落ち着いているHuluは、全体で8,200万視聴者(アカウント1つにつき2.9人利用)存在しており、そのうち70%が広告付きプランの登録者だという。

広告掲載はHuluにとって大きな収益源となっており、2018年には広告収益だけで15億ドルを出している。そのため、広告の出しすぎによってユーザーを失ったり、広告なしプランにアップグレードしてしまわないよう、工夫を施している。例えば、Huluではすべての広告の長さを90秒までとしており、どれくらいの秒数がまだ残っているか示すカウントダウンを表示している。

この90秒広告の方法も、まだ実験段階だという。Huluでは様々な調査も行っており、ユーザーが月に10億回広告を一時停止したことが分かったことから、特定の広告掲載者の広告を対象に「広告の一時停止」ボタンを画面上に表示するようになったという。

また、Huluユーザーのほとんどが一度に3つ以上のエピソードを”binge watching”(イッキ見)する人が多いことから、そのことを広告のメッセージに使った広告も出始めている。例えば、フードデリバリーサービスのDoorDashでは、「We know you’re bingeing – how about you get some food?(あなたは今イッキ見してますね。ついでに食事も注文してみては?)」というメッセージを使って、ユーザーの注目を引くことを狙っている。

最近では、Spotifyとの提携により、米国ではSpotifyプレミアム会員がHuluを無料で見放題できるセットプランを提供している。Huluがディズニー傘下にあることもあり、今後ローンチ予定のDisney PlusとESPN Plusすべてをセットにした、豪華プランが提供されることも可能であろう。