テレビ番組やドラマの複数エピソードを一気見することを「Binge-Watching(ビンジ・ウォッチング)」と言い、動画配信サービスを利用する人にはよく見られる消費行動として知られている。米動画配信サービスHulu(フールー)では、そんな一気見する人たちをターゲットにした新しい広告をローンチした。

「Binge Watch Ads」広告は、機械学習の力を利用して、複数エピソードをぶっ通しで見始めた人たちに、関連性の高い広告を表示している。特に、3つ目のエピソードに達したときに、次のエピソードが始まる前にブランドから「広告なしエピソード」がプレゼントされる。

Huluでは、広告感を前面に出しすぎない新しい広告スタイルを繰り返し実験している。例えば、「広告の停止」という機能を提供することで、広告を止めるボタンをつけている。

今回の「Binge Watch Ads」広告についてHuluは、複数エピソードの一気見という消費行動が普通になっている現代だからこそ効果的な方法だと考えている。データによると、米国の消費者75%が「Binge-Watching」したことがあると回答しており、特にHuluでは50%の広告がエピソードを一気見している人たちに表示されているという。Huluでは、 Binge-Watchingを「3つ以上のエピソードを連続で観る行動」と定義している。

この新しい広告スタイルでは、様々なブランドがすでに投資をしている。例えば、Kellogg’s (ケロッグ) ではスナック商品「Cheez-It Snap’d」の広告を、Georgia-Pacific (ジョージア・パシフィック) ではペーパータオルの広告を、Maker’s Mark (メーカーズマーク) ではバーボン・ウイスキーの広告を、Huluでコンテンツを長時間楽しむ人たち向けに出している。

Netflixのように広告なしの動画配信サービスが人気を集めていることもあり、広告を不快に感じる人も多い。だからこそ、今回の広告のように、ブランドがスポンサー広告として「広告なしエピソード」をプレゼントすることで、ブランドに対するポジティブなイメージに繋がる効果があると期待している。