2018年のミールキット宅配サービスの市場トレンドについて調査した、ニールセン調査の概要について紹介する。

  • ミールキットは2018年も変わらず勢力を伸ばしており、ウェブ限定サブスクリプションサービスであったのが、実店舗でも提供を始めるトレンドが見られている。
  • 2018年の過去6ヶ月内にミールキットを購入した世帯数は1430万世帯であり、前年2017年と比較すると380万世帯の増加を見せている。そのうち23%の世帯が、次の6ヶ月以内に再度利用したい意欲を示している。
  • ミールキットの実店舗販売は2018年で9300万ドル(約100億円)であり、利用者数も220万世帯へと伸びを見せており、これは60%の利用者数の成長を意味する。2018年12月時点で店舗では187種類の新しいミールキットが提供されています。
  • ロサンゼルスを代表する高級スーパーのゲルソンズマーケット(Gelson’s Markets)では、南カリフォルニアの27店舗で「Chef’dミールキット」シリーズを復活させている。このミールキットには、防腐剤なしの食材と15分で料理ができるレシピが含まれている。

ミールキットは変わらずニーズの高い分野ではあるが、サブスクリプションサービスだけが今後も伸びるとは言いがたくなっている。今ではミールキットは、店舗で購入できることで、これまで以上のリーチと、利便性をユーザーに提供している。

このミールキットの店舗販売トレンドは、昨年の米国大手クローガーの「Home Chef」買収にも見られる。(米国大手クローガー、定期食材宅配サービス「ホームシェフ」を2,800店舗にて販売

1.2億世帯を対象とした2017年のニールセン調査によると、ミールキット購入世帯の67%がオンライン上で購入をしており、実店舗のみで購入した人は30%であった。しかし2018年に同様の調査を行ったところ、オンライン購入世帯は全体の60%で、実店舗での購入は32%、そしてオンラインと実店舗両方で購入する世帯が3%から8%に増加を見せている。

このミールキット市場のトレンドの変化により、サブスクリプション型ビジネスを行うミールキットは、リピート顧客獲得に苦しんでいる。その代表格であるのが、ミールキット業界No.1の「Blue Apron」である。顧客のロイヤリティーを高めるため、「Knick Knacks」と呼ばれる商品と一緒に使えるソースや穀物、スパイスをセットで提供するサービスも始めている。このサービスは、他チェーン店と提携を結び、実店舗での販売も検討中である。