TikTokの運営会社 ByteDance は、3ヶ月のベータ版の試験を終えて、インドでオリジナルの音楽ストリーミング配信アプリ『Resso』を本格リリースした。

音楽ストリーミング配信アプリと言えば、インドではGaana、JioSaavn、Apple Music、Spotifyがすでに市場を占めている。そんな市場への参入を決めたRessoは、他のアプリとは少し違う音楽ストリーミングアプリだ。

Ressoは、SNSと音楽ストリーミングを組み合わせたもの。歌詞をカスタマイズしたり、曲のバックグラウンドにアニメーション動画をつくったり、他ユーザーと交流できる機能がある。

Ressoのベータ版は、昨年の5月にインドとインドネシアで試験的に導入。インドでのローンチ後は、Google Play ストアで50万回ダウンロード数、App Storeで8万回ダウンロード数を獲得している。

現在、Ressoは、ムンバイ、ロサンゼルス、シンガポール、インドネシアに拠点を構えて運営を行っている。Ressoがインド市場でターゲットとしているのは、インドのZ世代の人たちである。その数は、4億7,300万人と巨大だ。

Ressoは、無料で登録が可能で、プレミアムサービスは99インドルピー(Android版)または119インドルピー(iOS版)で利用が可能。プレミアムサービスは、広告がなく、最高音質で音楽を聴けるという。

Spotifyはインド進出にあたりワーナー・ミュージックとのライセンス契約に問題があったものの、Ressoではワーナー側との契約を獲得している。ユニバーサル・ミュージックとはまだ契約を結んでいないため、Ressoからアクセスできない楽曲もいくつかあるが、今後アクセス可能な楽曲を増やすとしている。

Ressoでは、音楽を通してオンラインコミュニティを形成するため、TikTokのようにユーザー同士の交流やコンテンツ制作を促すことを狙いとしている。

インドでは、階級や都市などで格差が大きい。Ressoは、様々なサービスでインドの上位中間層だけでなく、すべての人たちがアクセスできるサービスの展開を目指している。