フランスの新聞社ウエスト・フランス(Ouest-France)はTwipeと共同で、2013年にフランスで最初のデジタル限定新聞を発行した。それ以来成長を続け、8月に月刊ページビュー数が2000万を突破した。

ウエスト・フランスがデジタル限定新聞を発行するきっかけになったのは、数年前に気づいた読者の傾向であった。それが夜に記事が読まれることが多い傾向である。この消費傾向に気づいた彼らは、それをレバレッジに今回の新しい形態を開発することになる。

夜の帰宅路や家でゆっくりしている時に何かを読みたい人を狙って生まれたのが、ウエスト・フランス社からの「L’édition du Soir」。記事の投稿は平日の午後6時。トピックもこの時間の読者に寄り添ったものが多く、ニュースだけでなくリラックスしてできるちょっとしたゲームやパズルなどのコンテンツも盛りだくさん。

彼らの最初の目標は、最低でも週に3回1万人ユーザーがサイトに訪問することであったが、最初の一年ですでに達成された。それ以来ユーザー数は右肩上がりで上昇し、今ではほぼ月間180万人ユーザー訪問数と13万人の定期ユーザー数を獲得するまでになった。

47%の新規購読者は、無料のコンテンツ閲覧制限回数を超えて購読登録したことを踏まえ、 L’édition du Soirに「フレーミアム」(基本的サービスを最初は無料で提供し、特別な機能については料金を課金する仕組みのビジネスモデル)を導入することとなった。現在では、ユーザーは登録なしで毎週5本までの記事にアクセスができ、メールアドレス登録で10記事追加で読むことができる。また、30秒の広告動画を視聴することで特別な記事にもアクセスできるような仕組みにもなっている。