これまでに2.5億ドル(約270億円)以上の資金を調達することに成功した、高性能センサー「LiDAR」で知られる、サンフランシスコ発のルミナー社(Luminar)が定額制サブスクリプションサービスを開始した。

Luminarでは、高性能センサーを提携先の自動車メーカーに定額制で提供するために、サブスクリプションサービス「Hydra」を開始。「LiDAR」とは、自動運転を実現するために使われている技術で、車両であれば150m、歩行者では80m、物体では250mまで検知することができる。

アウディの100%子会社で、フォルクスワーゲングループで自動運転技術を開発するAID(オートノミック・インテリジェント・ドライブ)社と協力して、完全自動運転の実用化を目指した取り組みで、ルミナー社はアウディと提携を結んだことも、今回のサブスクリプションサービス開始のきっかけとなっている。

さらに、ルミナー社は2017年にトヨタ・リサーチ・インスティテュート、2018年にはボルボなど、自動車メーカーとの提携も発表している。

高性能センサー「LiDAR」の市場規模は、今後5年の間に18億ドル(約1950億円)まで膨れ上がると予想されており、市場競争も激しくなっている。イスラエルのInnoviz社は3,800万ドル(約41億円)の資金を、オーストラリアのBaraja社では3,200万ドルの資金調達に成功しており、Alphabetの子会社Waymo社では「Laser Bear Honeycomb」と呼ばれる独自のLiDARセンサーの発売を開始している。

その他にも、赤外線センサーを開発するイスラエルのAdaSky社や、地中レーダーで知られるアメリカのWaveSense社、速度測定ツールのAeva社では、自動車向けに高分解能の視認能力テクノロジーの開発を手がけている。