Blue ApronやHelloFreshを競合とする、ミールキットサービスの『マーリー・スプーン(Marley Spoon)』がオーストラリア証券取引所に上場を果たした。独国ベルリンを本拠地とするマーリー・スプーンは7000万オーストラリアドル(約54億円)の資金調達を目指しており、今後オーストラリアが有力な市場になると見込み今回の上場に持ち込んだ。マーリー・スプーンはその他にも、米国、ヨーロッパでは独国を含んだ4カ国で展開をしている。

市場に溢れる食材宅配・ミールキットの中でも、マーリー・スプーンは、レシピに必要な分だけの新鮮な食材の宅配による、自宅での料理を簡単にコスパ良く楽しくしたサービスを提供している。そのため、共同創業者のFabian Siegel氏は、地元のスーパーマーケットやレストランが競合になると考えていた。

そのこともあり、米国で展開するマーリー・スプーンは、カリスマ主婦として有名なMartha Stewartとコラボレーションをした「Martha & Marley Spoon」というブランドを確立し、もう少し安価で幅広い種類を提供することで大衆向けにリーチを狙っている。

Fabian Siegel氏は、ユーザーの獲得主要チャネルは「リファーラル(友達紹介)」で、現在のところ紹介に対する報酬は特に出さずに広がりを見せていると述べている。広告では、Google広告ではなくFacebookを活用しているという。特にGoogleではまだ「レシピキット」の検索や認知がないため、その部分が課題になっている。

マーリー・スプーンは現在、オーストラリア、米国、オーストリア、ベルギー、ドイツ、オランダの全拠点を合わせて11万ユーザーが存在している(これは米国HelloFreshの10分の1のサイズ感である)。売上は、2018年で9300ユーロ(約116億円)にのぼると予測されており、売上の37%はオーストラリアからで他国を抑えて一番であることも、今回オーストラリアでの上場に踏み切った理由となっている。