人工知能(AI)は、ビジネス手法や労働市場を大きく変え始めており、企業内の構造をどう変えていくか考える起業家も増えてきた。AIといえば、テクノロジー業界やファイナンス業界を思い浮かべるが、メディア業界でもこのAI技術を導入する動きが見られ始めている。

McKinsey社の調査によると、メディア業界では「マーケティング・セール(Marketing & Sales)」分野にてAI技術が導入されるという結果が出ている。その市場価値は、3,000億ドル(約33兆円)に上るとのこと。また、メディア業界の「戦略やコーポレート・ファイナンス(Strategy & Corporate Finance)」の分野においてAIが導入されると、990億ドル(約10兆円)の利益向上が見られると予測されている。

AIからの利益を見込める分野である「マーケティング・セール」分野には、従来のAI技術が投資される。従来のAI技術として使われるものに、回帰分析などのマシンラーニング技術が含まれる。

一方で、「従業員の生産性(Workforce Productivity)」や「不正行為アナリティクス(fraud analytics)」の分野は、AIの導入の価値付けがまだ小さい分野ではあるものの、今後AI技術が進歩することで、効率化が期待できる分野である。