米ウェブブラウザ「Firefox」は、月額5ドルの広告なしニュースサービスの提供を開始した。

これはニュース記事の広告を排除するサービスを提供する「Scroll」との提携により実現。

今回の提携により、Firefoxでは「Firefox Better Web」と呼ばれるテストページを登録者限定に公開している。

ウェブ広告を排除する機能は、ウェブ環境の改善を狙ったもの。Firefoxでは、セキュリティーの高いウェブ環境を保障するため、VPNアクセス機能のテストも行っている。

これらのFirefoxの最新有料機能は、広告から収入を得るGoogleのようなビジネスモデルを問題視し、対抗するための動きの一環である。

ウェブ広告では、これまでに様々なことが問題視されてきた。

例えば、ウェブ広告はウェブサイトのスピードを遅らせるだけでなく、プライバシーを侵害するようなトラッキングシステムをブラウザー内に埋め込んだり、充電の消耗を早めたりしている。

また、ウェブ広告だらけで、サイト全体のゴチャゴチャ感も拭えきれなくなってきている。

さらには、EU一般データ保護規則やカリフォルニア州消費者プライバシー法が制定されるなど、ウェブ広告を取り締まる法律も出始めている。

メディアによっては、ペイウォールを採用することで、記事の有料化を行って広告を排除しているところもある。しかし、2〜3記事だけ読みたい読者にとっては、お金を払うことに抵抗を感じるかもしれない。

しかし、「Scroll」のサービスを使うことで、様々なニュースサイトを広告なしで読むことができるようになる。一つ一つのサイトの有料会員になる手間とコストを削減できるメリットがある。

現在Scrollでは、USA Today、Atlantic、BuzzFeed、Vox、Business Insider、Onionなどのサイトを広告なしでアクセスができる。Firefoxの新サービスでも同様に、これらのサイトに広告なしでアクセスが可能となる。