広告テクノロジー企業「OpenX」から、米国の動画配信サービス(OTT)のトレンドに関するレポートが発表された。業界をリードしているNetflix, Hulu, Amazonがビジネスを拡大しているだけでなく、現在AppleやDisneyも参入を予定しているOTT業界。

米国では、多くの人が必ず1つの動画配信サービスに契約をしており、多い人では3つのプラットフォームに登録しているという。

2,000人以上を対象に行われた本調査では、動画配信サービスのトレンドだけでなく、広告戦略に関する発見も言及されている。以下は、その内容をまとめたものである。

  • 現代の主流コンテンツ消費チャネルは「動画配信サービス(OTT)」

米国成人の多数が現在、毎日動画配信サービスのコンンテンツを消費している。ミレニアル世代に関しては、動画配信サービスの視聴時間がケーブルテレビよりも2倍多い。

  • 動画配信サービスを視聴する人はモバイル端末を使う

動画配信サービスを利用する人は、1日の平均モバイル使用時間が6時間以上で、1日の動画視聴時間は2時間以上である。約3分の1の人が、コンテンツ視聴に画面サイズは関係ないと答えている。ミレニアル世代は特に、動画はテレビよりもモバイルで視聴を好む傾向にある。

  • パスワードの共有・複数端末で同時視聴を可能にするマーケティング戦略

3分の1の人が、動画配信サービスのパスワードを複数の人と共有していると答えており、接続されている端末数は平均で3つであるという。このトレンドを踏まえ、企業側ではパスワードを共有していても、各個人にあったサービスを届ける工夫が必要である。

  • ビジネスモデルはまだ探索の余地あり

動画配信サービスの利用者の半分は、広告付きの無料または格安サービスを好み、残りの半分はサブスクリプションモデル(月額定額制)を好む結果が出ている。広告なしの高額なサブスクリプションサービスよりも、広告があっても無料または格安のサービスを求める傾向が若干高い。

  • 動画配信サービス広告は効果的

72%のサービス利用者が、実際に見た広告を想起することができており、そのうち40%の人が見ていたコンテンツを一時停止して、購入をしたりウェブサイトを訪れているという。