海外では、高い大学の授業料の上に教科書費用がかさむことが多い。そんな問題を解決すべく、イギリス最大教育サービス会社「ピアソン」からサブスクリプション(定額制)スタイルの新しいサービスが提供される。

これまで米国の大学を中心に、授業で必要な教科書を販売してきたピアソンだが、中古教科書の販売により売上に打撃を受けている。その消費者行動の変化を受け、今後教科書を販売するのではなく「定額制で貸し出す」ビジネスモデルに踏み出すことになった。

今後、ピアソンが販売する教科書(紙媒体)は平均60ドルで借りることができ、通常価格(eブックの場合)の50%も安くなるという。これまで提供されてきた1,500冊もの教科書は3年周期で改定が行われてきたが、今後は不規則に行われるという。最新版の教科書にアクセスしたい学生は、電子版教科書に定期登録する必要があり、これにより常に最新の教科書を手に入れることができる。

ロンドンを拠点とするピアソンでは、これまでAmazonのレンタルサービスや、オンライン上で出回る無料教材に大きな影響を受けている。また、学生がアプリや高品質の教材に慣れたミレニアル世代であることもあり、今回ピアソンはビジネスモデルの変化に乗り出したと考えられる。