PwCのレポート「Global Entertainment & Media Outlook 2019-2023」によると、2019年の終わりまでにポッドキャスト広告売上が10億ドルを超えると予測されている。

現在から2023年までに、ポッドキャスト広告売上は23.1%増加し、14億ドルを達すると予想されており、これは現在の売上(7億ドル)の2倍の数字である。

このポッドキャスト広告売上には、スマートスピーカー(AIアシスタント機能を持つスピーカー)が大きく貢献している。特に、58%のポッドキャストを聞く人たちが家で聞くことから、スマートスピーカーが普及するにつれて、ポッドキャストへのアクセスがより容易になる。

さらに、Spotifyなどの大手企業がポッドキャスト広告への投資を魅力的にしていることも、ポッドキャストへの広告売上の増加につながっている。そして、ポッドキャストでの分析ツールも役立っている。例えばアップルでは、ポッドキャスト視聴者がポッドキャスト番組の90%までを聞いているかどうかを分析できるツールを提供している。

また、今後数年のうちにポッドキャスト広告売上が増加する理由として、「ダイナミック広告挿入」がある。ダイナミック広告挿入とは、ライブリニア編成やビデオオンデマンドコンテンツに動画広告を配信するためのサーバーサイドの動画広告技術だ。現在、51.2%のポッドキャストがポッドキャストの音声ファイル内に広告を録音しているが、その方法が変化すると考えられる。

このダイナミック広告スタイルがすべてのポッドキャスト番組に最適とは言えないものの、この広告スタイルを提供するプラットフォームを使うことで、2017年は41.2%だったのが今年には48.8%まで増加してきている。

最後にPwCのレポートで指摘されていることとして、ポッドキャスト広告はラジオの広告と比べて、番組の長さに対する広告の長さが短いことがある。そんな特徴はありながらも、ポッドキャスト番組のエンゲージメントが高いファン層のおかげで、今後もポッドキャスト広告は人気を高めると考えられる。