Instagramのショッピング機能など、SNSで商品を販売できる機能は、これまでインフルエンサーやNike、Kylie Cosmeticsといったブランドで使われてきた。そして今、少数のメディア企業でもSNSのEコマース機能を導入し始めている。

Instagramのショッピング機能をテスト導入しているメディアに、グループ・ナイン・メディア(Group Nine Media)、コンデナスト(Condé Nast)、ハイスノバイエティ(Highsnobiety)があり、Instagramのフォロワー数を生かして、サイト訪問者・売上の促進に繋げている。

例えばGroup Nineでは、「The DoDo」ブランドの公式グッズを販売している。D2Cの靴下ブランドであるSock Clubとコラボをして、売上の10%を絶滅危惧種の保護活動に寄付も行っている。Dodoブランドの靴下は、2週間前にローンチされており、サイト訪問者の半分がInstagram流入であることがわかっている。

その他にも、雑誌「Bon Appétit」では公式ブランドのTシャツや帽子、スウェットなどのアイテムやキッチンアイテムを販売している。今年の9月からは、Instagramのショッピング機能を使った投稿を始めている。

ファッション雑誌メディアであるハイスノバイエティ(Highsnobiety)では、アーティストであるNicole McLaughlin氏が手がけたアップサイクル商品を、Instagramのショッピング機能を使って投稿を始めた。商品の値段は50ドルから300ドルまで。50ドルの商品は3分で完売するほど人気を集めている。

このようにSNSでショッピング機能を展開するのはInstagramだけではない。YouTubeやTikTok、Snapchatでも同様な機能に投資を行っているが、Eコマース機能として使いやすさがまだ課題だ。

現在、Instagramのショッピング機能を導入しているメディアは多くはないが、チェックアウト(支払い)機能ですべてをInstagram上で購入ができるようになっている。メディア業界では、Highsnobietyが最初にこの機能を導入しており、この機能は米国のみでしか利用できないようになっている。メディア企業の中には、今後Instagramのショッピング機能を使って、イベントチケットや定期購読(サブスクリプション)、雑誌、サブスクリプションボックスなどを販売する予定のところもある。