出版業界では、売上向上の手段としてポッドキャストを活用しているところが増えている。5番目となるポッドキャスト番組「The Intelligence」をローンチした英ビジネス誌「The Economist」では、2018年にはポッドキャスト経由の売上が50%増加している。5番組を合わせると、視聴またはダウンロードするユーザーが毎月平均で700万を超えている。

「The Economist」のポッドキャストのCPM(インプレッション単価)は、2〜3ドルと述べており、YouTubeよりも効率がいいとのこと。

英新聞紙の「The Telegraph」では、サブスクリプション会員増加を狙って、これまで行ってきたポッドキャストにさらに注力する動きを見せている。一方で、ビデオ制作チームからは10人のスタッフが人員削減にあっている。

また、米スポーツアウトレットの「The Ringer」では、2018年にポッドキャスト経由で1500万ドル(約16億円)の売上をあげており、ポッドキャストの月間ダウンロード数は平均で3500万であるという。

ポッドキャストで成功を収める「The Economist」は、ポッドキャストのCPM(インプレッション単価)が2〜3ドルと述べており、YouTubeよりも効率がいいとのこと。

ポッドキャストがメディアとして誕生してから10年くらいであるが、英国では12%の人口が毎週アクセスしているなど、海外を中心に消費され始めているメディア媒体である。個人や企業がポッドキャストを始めているが、現実には1千万円単位の売上を出せるのは、トップ5%のポッドキャスト番組だけだという。そのため、これらのポッドキャスト番組に広告を出すとなると高額になり、CPMは英国の場合11.84〜39.45ドルくらいになるという。

広告を出す以外にブランド発信でポッドキャスト番組を始めるところは、高い質が求められている。自動車ブランドのジャガーランドローバーでは、ブランド発信のポッドキャストで賞を獲得しており、ナショナル・ウエストミンスター銀行の「ファイナンスアドバイスショー」の番組は、その人気からセカンド・シリーズまで展開されている。

これまで2分の動画を見られたらいいとされていたが、ポッドキャストを活用することで85%の人が30分の番組を聞くほどの高いエンゲージメントを獲得できるという。ポッドキャストは、視聴者が気に入れば、継続的にアクセスする傾向にあり、Netflixなどの動画配信サービスと同じような消費行動が見られるという。