「RocketBody」は、心電図(EGC)を使った最新型フィットネストラッカーを開発し、睡眠量や代謝率、栄養管理までのサポートを行うAIを搭載した腕時計型パーソナルトレーナーとしてサービスを提供する。さらに、心電図データをAIの技術で分析し、その人の身体能力や回復能力を考慮したフィットネスプランも立てることができる優れものだ。

「RocketBody」は、元プロレスラーTim Lipskyが4年前にアスリートの安全性を確保するために始めたフィットネストラッキングの開発がきっかけとなった。最終的にたどり着いたのは、現在の「心拍心電信号処理(ECG signal processing)」で、Apple Watch Series 4で搭載されている技術と同じである。

その後、2017年のプレシード投資で十分な資金を調達することに成功したRocketBodyは、2018年にApple Watchに対応したアプリをリリースした。

そんなRocketBodyだが、心電図(EGC)の技術を使ったフィットネストラッカーを世に出すまでには、いくつかの壁にぶつかる。その一つが当時、心電図を使った技術を時計型としてトラッカーにするのは、医療目的に制限されていたことである。そのため、最初はヨーロッパを中心にデバイスの提供を開始し、特にプロアスリート団体向けにB2Bビジネスを最初展開していた。その時に、通常よりも優れたパフォーマンスを出せる「スーパーマンモード」を探すために、多くのアスリートをサポートしていた。

そして2017年にECG技術が搭載されたApple Watch Series 4がローンチされ、B2BビジネスからB2Cビジネスへの転換が行われた。そして、2018年にApple Watch対応アプリをリリースしている。

RocketBodyがその他メーカーのフィットネストラッカーと異なる点は、心拍数だけに止まらない数多くのデータを収集できる点である。例えば、30秒間モニタリングを行うと、RocketBodyでは筋肉の動きや休み具合からその時にあったフィットネスプランを立ててくれるため、安全に自分のコンディションにあった運動をすることができる。