米国の靴を中心とした大手アパレル「フット・ロッカー (Foot Locker)」は、サブスクリプション型のショッピングを提供するスタートアップ企業「Rockets of Awesome」に投資を行っている。本日、Rockets of Awesomeに1250万ドル(約14億円)の資金を投資したことを発表した。

Rockets of Awesomeは、アパレルのサブスクリプションボックスを提供しており、キッズを対象に、個人のスタイルにあった洋服を厳選して自宅まで配送するサービスを行っている。

今回の投資は、2つの会社がパートナーとして提携を結び、子どもを対象にした洋服サブスクリプションサービスを拡大することを目的としている。これにより、キッズ・フット・ロッカー では、ストア内でサブスクリプションサービスである「Rockets of Awesome」商品を、米国内で提供開始する予定である。

「Rockets of Awesome」は、Stitch FixやTrunk Clubといった、洋服がボックスに入って届く定額サービスと同じ仕組みで、キッズを対象にサービスを展開をしている。2016年に創業されたRockets of Awesomeは、ベイビー用品サイト「Cricket’s Circle」の創設者であるRachel Blumenthal氏によって創設された。

子育てをするママであるRachel Blumenthal氏は、当初同じ様なママのためにショッピングサイトを作ろうとしていた。そこで、気づいたのが子供が大きくなるにつれ、昨年の服が次の年には合わなくなることであった。

その課題から生まれたのがRockets of Awesomeである。親が子どものスタイルや好みに関するアンケートに答えるだけで、その情報を元に、シーズンにあったリーズナブルな価格帯の洋服を自宅まで配送してくれる。受け取った商品のうち、気に入ったものだけをキープし、残りは送り返すことができる。またサブスクリプションサービスとは関係なく、Rockets of Awesomeサイト内で商品を購入することも可能である。

価格帯は、1着16〜38ドルで、ボックス全体で150ドルくらいになり、競合であるKidboxよりも若干高めの価格設定である。

今回フット・ロッカーからの投資を受けることで、同社のリテール販売にRockets of Awesomeの商品が含まれることになり、ブランドの認知度を高めることができると期待されている。一方で、Rockets of Awesomeがフット・ロッカーの商品をボックス内に含むことはないようである。

フット・ロッカーにとっては、消費者のショッピング形態が変わる現代において、今回のRockets of Awesomeとの提携により、急成長中のデジタル・ファーストブランドに投資するメリットがある。フット・ロッカーではその他にも、スニーカー仲介サイト「GOAT」、女性用フィットネスウェアブランド「Carbon38」、Super HeroicやPensole Footwear Design Academyなどの、デジタル・ファーストブランドにも投資を行っている。