ニュースの読み方を変えるサービスを提供しているのが、スタートアップ企業「Scroll(スクロール)」である。そんなScrollが今回、SNSで多くシェアをされているニュースを確認できるニュースアプリ「Nuzzel(ナズル)」を買収した。

Scrollとは、まだインバイト(招待)限定のサービスではあるが、ウェブ上に「広告フリー」の体験を提供するアプリである。サブスクリプション型モデルのScrollは、月額5ドルの支払いで、提携先のニュースサイト(USA Today、BuzzFeed、Voxなど)が広告なしで読むことができる。これらのサイトに直接アクセスした時もそうだが、SNSからアクセスした時も適用される。

一方でNuzzelは、FacebookやTwitterのSNSでフォローしている友達や著名人がシェアしている記事が読めるニュースアプリで、SNSで話題のニュースにすぐにアクセスができる。

今回のNuzzel社の買収には、Scrollのニュースキュレーションの新しい形を探る狙いがある。キュレーションサービスを提供するビジネスとしては、信頼性は大事である。そのため限定的なアルゴリズムだけに頼って、ニュース記事を評価するのはよくないウェブ環境だと考え、今回のNuzzel社の買収により新しいユーザーエクスペリエンスを提供できるきっかけになればと考えている。

買収後もNuzzelのサービスは通常通りのままで、特に変化やScrollのサービスに統合されることはないという。2015〜2018年には多くのニュースキュレーション企業がサービスを停止している中、これはNuzzelユーザーには喜ばしいことである。