イタリアのスポーツ・ソリューションサービス「Deltatre」は、今回発表されたレポート『Where the Money is Going: The Future of Sports Entertainment』にて、スポーツ業界の動画配信サービス(OTT)の将来について語った。

本レポートによると、世界中のスポーツ関連企業が動画配信サービスに15%の資金を投資しているという。これは、2021年までに、北アメリカのみで68億ドル(約7600億円)以上が動画配信サービスに投資されることを意味している。

米国と英国のスポーツファンを対象に行われた本調査では、12億分のライブ配信スポーツコンテンツや独占インタビューコンテンツなどの分析が行われ、スポーツファンの視聴行動のトレンドやサブスクリプション、意思決定に関するインサイトなどが本レポートにまとめられている。以下は、そのレポートで紹介された発見についてである。

  • 3分の2の対象者が、スポーツコンテンツに支払う上限額を月額39ドルと答えており、残りが、それ以上支払うと回答している。メディア間でスポーツファンの視聴行動が変化しており、それに従いより良いサービスを提供するため、スポーツ関連企業が技術投資を行っている。
  • 動画配信サービスへのエンゲージメントを高めるために、新しい設備に投資したことで、新規定額制(サブスクリプション)会員の獲得が24%増加している。
  • クラブチームや連盟、関連企業がIP放送サービスを使ってコンテンツを配信することが、今後増えると予想される。また、最初にサービスを無料で提供し、高度な機能にアクセスするには課金が必要である仕組みの「フリーミアム」モデルや、家族で登録できる「ファミリーパッケージ」プランが、今後の新規登録者の獲得に不可欠となる。

スポーツの動画配信サービスは、従来のようなただ試合をライブ放送するだけではなくなってきている。試合がなくてもサービスを利用してもらえるように、様々なファン層に向けたコンテンツの動画が必要となる。

また対象者のうち39%が、4時間以上スポーツ関連の動画をモバイル端末か視聴しており、コンテンツを視聴するには5Gは必要だと述べている。

また72%の人が、動画配信サービスでは「パーソナライズ化」されたコンテンツを最も重要な要素と考えており、71%の人が高度な機能でスポーツをより近くに感じたいと述べている。
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