インド「GeekCrate」では、アベンジャーズなど人気コミック、TV番組、映画、ゲーム、アニメの公式グッズを毎月受け取るサブスクリプションボックスを提供している。月額1,900ルピー(約2,900円)で、2,500ルピー相当の公式グッズを受け取れることでファンの間で注目を集めている。

北米を始め海外で人気を集める「サブスクリプションボックス」。GeekCrateのように、インドでも新しいビジネスとして注目されている。さらにサブスクリプションボックスは、健康食品、美容、ライフスタイル商品、洋服・アクセサリーなど様々な分野に広がりを見せている。

インドでも少しずつ広がりを見せるサブスクリプションボックスだが、課題にも直面している。その一つが、サブスクリプションボックスという概念が新しすぎて、なかなか最初に月額料金を支払ってもらえないという点だ。さらに銀行規制で、 定期課金の支払いが容易でないという。

インド政府の規制により、自動更新による継続課金が難しいこともあり、多くの企業では前払いまたは現金払いで対応をしている。しかし最近では、特定の銀行にて口座からの自動引き落としが許可されるなど、環境は少しづつ改善してきているという。

変わったデザインの靴下をオンラインで販売するインドの「The Moja Club」では、2016年からサブスクリプションボックスの展開を開始。毎月、靴下が入ったボックスがサプライズで届く。北米ではよく見られるサービスだが、インド国内での反応はいまいちだと言う。創設者のJoey Saha氏は「インド人は、サプライズがあまり好きではない。説得されないとその良さを分かってもらえない。さらに、支払いには二要素認証が必要で、サブスクリプション料金を自動引き落としする設備も整っていない」とサブスクリプションビジネスの課題を感じている。

The Moja Clubでは、これらの課題により、通常のオンライン販売にビジネスモデルを戻している。未だに売上の10〜15%はサブスクリプションボックスから来ているのものの、登録者数は3千人だったのが1千人まで減少している。

一方で、少しずつ成功を見せるブランドもある。高級ペット食品を提供する「Dogsee Chew」では、リピート顧客が増えていると言う。サブスクリプションボックスにより、定期的にペット食品を購入する手間を省けると、メリットを感じているようだ。