Fast Company記事によると、昨年10月時点でサブスクリプションボックスサービスが3,500あり、前年比で40%の伸びが見られたという。

サブスクリプションボックスは、リテール業界全体で見るとまだまだ小さい分野ではあるが、そのビジネスモデルを試そうとするブランドの数は増え続けている。USA Todayで特集されたサブスクリプションボックスに関する調査によると、男女合わせて25%の人が現在サブスクリプションボックスのサービスを利用しており、32%の人が6ヶ月以内には利用する計画だとわかっている。

サブスクリプションボックスに登録しているのは、新しい物好きの人たちだけではない。現在利用中の人の31%がミレニアル世代の人たちで、団塊の世代の人たちも登録をしているという。

このトレンドを受けて、大手スーパーマーケットである「ターゲット」や「ウォールマート」も美容商品のサブスクリプションボックスを始めており、「アマゾン」でもすでに18ものサブスクリプションボックスを提供している。

ではこのサブスクリプションボックスが効果的だと言われる3つの理由を紹介する。

「パーソナライズ化」と「DtoCビジネス」

物にあふれた現代では、選択肢が多すぎて選べない人が増えている。そんな人にとって、サブスクリプションボックスでは、ユーザーの好みに合わせた厳選された商品を受け取ることができるメリットがある。「パーソナライズ化」に焦点を当てたビジネスで、リテール業界はファン層を構築している。

またサブスクリプションボックスは、ブランドにとって直接商品をユーザーに届けることができるDtoCビジネスであり、ナイキやリーバイスなどの人気ブランド40%が、何かしらのDtoCビジネスのチャネルを持っているという。

何が入っているか分からない、ドキドキ感

サブスクリプションボックスは、届いたボックスの中身をワクワクして開けることができ、一種のドーパミンを味わうことができる。ほとんどのサブスクリプションボックスが、ユーザーの好みに合わせてカスタマイズされており、自分のためだけに厳選されて送られてきたことに対するドキドキ感がある。またこのサービスを通して、新ブランドや商品を試すきっかけにもなる。

また、ユーザーが定期購買(サブスクリプション)に登録すると、そのまま登録をし続ける傾向にあり、満足感を持続して感じることができるという。

特別なユーザー体験

McKinseyの調査によると、多くの人が期待を超えたユーザー体験を求めており、割引やパーソナライズされたサービスがある場合には、自動決済に登録する傾向にあるという。実際に、28%の調査対象者は、続けてサブスクリプションボックスを利用する理由として「パーソナライズ」を挙げている。もし期待に沿わない商品を受け取った場合には、すぐに解約するという。

サブスクリプションボックスでは、ユーザーとリアルタイムで関わり、フィードバックを集め、サービスを改善していくことが重要で、長期的なファン層を築くために欠かせない。