カミソリから衣類、ペットグッズ、ミールキットまで、あらゆる商品が定額制で購入できるようになった。そんなサブスクリプション(定額制)サービスでは、登録者数を増やすために、「簡単な解約プロセス」を重視している。

例えば、定額制で様々なジムやスタジオのクラスにアクセスが出来る、フィットネス定額サービス「ClassPass」では、解約時に表示されるライブチャット機能を停止した。

当初、ライブチャット機能は、解約しそうなユーザーに対して最適なプランを提案して、解約を思い届けるための施策であった。しかし、ユーザーエクスペリエンスを高めるため、ライブチャット機能をなくし、解約プロセスを自動化した。

ユーザーと長期的に信頼関係を結ぶためには、この「簡単な解約プロセス」は重要だと言う。

昨年には、定額制洋服レンタルサービス「Rent the Runway」は、メールを送るだけですぐにサブスクリプションを停止または解約出来るようにしている。以前までは、メンバーコンシェルジュに電話またはメールを送らなければ解約できず、クレームの原因となっていた。

その他にも、カミソリメーカー「Harry’s」では、昨年5月からメンバー制度を導入。年間15ドルで、サイトからカミソリ関連商品の割引を取得したり、オリジナル商品の購入が出来る。このメンバー制の導入は、より一人ひとりに合わせたサービスを受けたいというユーザーからのフォードバックがきっかけだったと言う。

実際に、57%の既存ユーザーが、メンバー会員に登録をしている。メンバー会員であれば、プロフィールからワンクリックまたはカスタマーサポートへの問い合わせで簡単に解約できるようなっている。

この解約プロセスのシンプル化は、法律でも今後義務付けられる可能性もある。実際に、2018年には、カリフォルニア州がオンラインのサブスクリプションサービスに関しては、解約もオンライン上で出来るようにすべきとしている。