ディズニーが今年の11月にサービス開始を予定する、定額制動画配信サービス「Disney+」が月額6.99ドルで利用が可能であることが発表された。この料金設定は、他の同様サービスと比較すると低めの設定であり、今後サービスの利用を検討する人たちにとって大きな判断基準となると考えられる。

ディスカバリーの最新動画配信サービスは高め?

自然・博物を中心としたコンテンツを配信する、新しい定額制動画配信サービスの提供を予定するディスカバリーでは、月額料金を7〜15ドルで検討をしている。これは、Disney+の2倍の料金設定である。ディスカバリーが月額料金を高めに設定する理由として、台本に縛られない独特なコンテンツがあることと、ニッチなコンテンツであることを挙げている。

しかし、同じようにドキュメンタリーや博物コンテンツを提供する「CuriosityStream」では、動画配信サービスの料金を月額2.99ドルまで下げており、世界中でアクセスが可能である。

これを考えると、ディスカバリーの7ドルという料金設定は高いように感じられる。

ワーナーメディアのHBOサービス

HBO Nowは、500万人の登録者が存在するプレミアム動画配信サービスである。大人気HBOシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」の最終章が公開されたこともあり、サブスクリプション登録者数の増加を見せている。

HBOを提供するAT&Tでは、HBOにワーナー・ブラザーズのコンテンツを追加した新しいサービスのベータ版公開を控えており、さらなる成長が期待されている。

しかしAT&Tでは料金設定で問題を抱えている。HBO Nowは月額15ドルで、Disney+の2倍以上である。新コンテンツの追加により、AT&Tでは料金の引き上げも検討しているが、料金設定が低いDisney+やNetflixt比べると、登録者の獲得が今後難しくなるのではと予測される。

ちょうど良い料金設定の「CBS All Access」

CBSでは、2019年第1四半期に、最高の四半期売上を達成したことが発表された。今回の売上の伸びの理由として、スーパーボウル試合の放送から生じた広告収益、アフィリエイトや定額制サービスの登録からの収益の伸びが挙げられている。

CBSでは、定額制サービスShowtimeやCBS All Accessの登録者数が前年比で71%伸びを見せたことも発表している。

現在「CBS All Access」の料金設定は月額6.99ドルで、広告なしプランを4ドル追加でアクセスができるようになっている。他サービスと比べて比較的リーズナブルであるが、広告なしプラン6.99ドルのDisney+が開始されれば、その世間の意見も変わるかもしれない。

これまで、多くの有料動画配信サービスが、テレビ番組や映画をまとめて配信してきたことにより、利用者は番組や映画単体でその価値を判断することが難しかった。しかし、Disney+のように、番組や映画の配給側が独自のコンテンツを直接配信するようになることで、利用者はそのコンテンツの価値を見極めながら決めることができるようになる。