Googleニュースイニシアティブ(Google が報道業界とのコラボレーションを推進する取り組み)の一環で、英ニュース週刊誌「エコノミスト」(The Economist)は、ウィークリーYouTube限定シリーズである、“The Truth About….”(…の真実とは?)を9月に公開予定である。

各エピソードは約10分間で、エコノミストの記者がニュースを深いところまで解説をする。このシリーズは3月までの公開予定である。

この新シリーズを始める目的として、すでに90万人以上が登録をするエコノミストのYouTubeチャンネルの登録者を増やすことだけでなく、自社サイトへの流入を増やす目的もある。最終的には、読者と深い関係性を築き、動画が登録者の獲得と維持にどのように役立つか検証する狙いである。

現在、エコノミストでは、どのようにして読者にニュースについて深く知りたいと思わせることができるか、動画のフォーマットを考案中である。例えば、動画の中で、すでにサイト上で公開されているニュース記事を例に出す方法がある。これにより、視聴者のサイト流入を期待することができる。

またYouTube内では、CTAボタンを使うことができ、視聴者をサイトまで誘導することもできる。また動画は、エコノミストの有料会員のみアクセスできるようになるという。これにより、すでに有料登録者である人たちがその価値を高めることができる。

また、「コミュニティマネジメント」も重要視しており、YouTubeでコメントを残した人たちに対して、週1でライブ配信でコメント返しをするという。

メディア業界では、登録者を増やすための動画の効果を検証するところも多いが、実例はそこまで多く出てきていない。実際に検証を行ったメディアとして、フィナンシャル・タイムズ(Financial Times)があり、YouTubeを使って流入やエンゲージメントを高めることができるかの検証が行われている。