英国新聞の「The Telegraph」は、2018年に定額購読者の数を当初のターゲットを超えた、3,50万人を達成した。このままのペースであれば、数年のうちに1,000万人のターゲットを達成できる見込みである。

The Telegraphではプレミアム会員制を導入した際に、サイトにメールアドレス登録で1日1回プレミアム記事を読める仕組みを使った。それ以来、購読者数が以前より3倍に増えているという。また、購読者数を増やすごとに、読者がプレミアム会員に登録するタイミングのパターンも掴み始めていると述べている。

またThe Telegraphでは、昨年の7月から『My Telegraph』をサイトとアプリ上で展開しており、その機能を使うことで記事や特定の編集者を保存したり、フィード上に出るトピックをカスタマイズできるようにしている。現在では、会員のうち5%がMy Telegraphを頻繁に利用しているという。

My Telegraphを使い、お気に入りの編集者やトピックを自分自身でカスタマイズし、通知設定を活用してもらうことで、登録者の解約率の減少に役立っているとも述べている。

The Telegraphでは、プレミアム会員登録のタイミングを分析することにも力を注いでいる。これまではA/Bテストでメッセージやコンテンツの中身の改善を行ってきたが、現在ではAIのマシンラーニングの力を使って、どのタイミングで無料閲覧の制限を出す(ペイウォール)ことがベストか、読者ごとに検証が行われているという。

現在、無料閲覧とプレミアム会員制の両方を採用しているThe Telegraphだが、月間サイト訪問者は2100万人を超えている。完全にプレミアム会員制にすることは、集客の減少に影響することから、今後もディスプレイ広告とサブスクリプションサービスのバランスを考えながら、収益を最大化させることが課題となっている。