海外でも人気の日本酒。農林水産省のデータによると、2017年には日本国外で日本レストランが11万8千件展開されていると言う。

そんな海外で人気の日本酒ですが、質の高い日本酒を自宅でも飲めるようにと、伊藤元気さんが米国にて『Tippsy Sake』を2018年の11月にローンチした。

日本酒を直接自宅まで届けるサブスクリプション型ビジネスモデルを採用しており、月々49ドルの支払いで毎月おすすめの日本酒3本が自宅に届く。

伊藤さんは、南カリフォルニア大学(USC)のビジネススクールの卒業生で、10年以上の日本食マーケティングの経験を生かし、今回のビジネス立ち上げに踏み出た。アメリカで日本酒を入手しようとすると、大手ブランドのものしか手に入れることができなかったり、日本酒の保存方法の知識が乏しい酒屋で売られているなどの理由から、質がよく種類の幅が広い日本酒を手に入れることが難しい。

そこでTippsy Sakeでは、日本から届き次第すぐに顧客の自宅まで商品が届けており、新鮮さでは質が確保されている。取り扱うブランドも幅が広く、大関や白鶴の人気ブランドから、獺祭や八海山、男山、鬼ころしなどの高級ブランドまでもを網羅している。

またTippsy Sakeでは、日本酒初心者から詳しい人すべての人にとって理解しやすいよう、ユーザーフレンドリーなサービスの提供に力を入れている。すべての商品に紹介文がついており、味の特徴や飲用温度、食事との組み合わせ、醸造所のストーリー、似た種類のお酒の紹介などをわかりやすく図表などを組み合わせて紹介している。


ローンチから米国国内にて100人の顧客がすでにサービスを楽しんでおり、商品受け取った人たちからもポジティブな声が届いている。日本酒をこれまで試したことがない人も、サブスクリプションボックスで毎回違う種類の酒を飲みくらべることできる魅力を感じている。また、普段お店で日本酒を買う人はその説明文の詳しさに感動してTippsy Sakeを選ぶ人もいる。

日本では日本酒メーカーが年々減少している。日本政策投資銀行によると、1983年には2,552件あった日本酒メーカーが、現在では1,200件にまで減っていると言う。これは、若者のアルコール消費量の減少やその他種類のアルコールとの競争の激化、日本酒醸造所の減少などが起因している。そんな危機にある日本酒業界を今後Tippsy Sakeが盛り上げるのではと期待も高い。