デジタルメディア分析調査会社、Gracenote社とnScreenMedia社が行った、ヨーロッパ(英国、スウェーデン、ドイツ)における有料テレビ、無料放送テレビ、オンラインテレビ視聴行動に関する調査結果が明らかになった。

この調査結果によると、多くの人が、複数のデバイスを使って、様々なサービスを使ってテレビ視聴していることが分かった。例えば、英国とスウェーデンでは有料テレビがもっとも視聴されている(3人に1人)メディアであり、ドイツでは無料放送テレビがもっとも(10人に8人)視聴されている。

この調査での驚きの発見は、オンラインテレビの普及率である。現在、二番目に多く視聴されているメディアであり、ドイツでは40%、英国とスウェーデンでは50%を占めている。Netflixなどのオンライン動画配信サービスは、英国でも2012年に始まったばかりと、比較的新しい分野のメディアである。12年前にはテレビといえば1つのメディアを視聴していたのが、現在では複数のメディアを通して視聴する人が大半を占めている。

また3カ国すべてが、インターフェイス(操作画面)を使って見たいコンテンツが見つけられることが重要だとしている。10人に6人が、画面に表示されるコンテンツの画像やイラストが、視聴選択に影響すると回答している。18〜24歳では、このように回答した割合が90%まで伸びている。

またテレビ番組や映画を見る前に読む説明文も、視聴選択に影響するという。英国では70%の人が、スウェーデンでは65%の人が、ドイツでは57%の人が、コンテンツの説明文を重要だと回答している。

以下は、調査結果で明らかになったその他の内容である。

  • 無料放送テレビを視聴する人は、放送局が提供するモバイルアプリを使って視聴をしている。実際に、無料放送テレビを視聴する半分の人が、放送局のモバイルアプリを利用している。
  • スマートテレビは、3カ国において好まれる視聴デバイスである。英国やドイツでは70%がテレビ画面で視聴しており、スウェーデンではその数は60%である。3カ国で人気のテレビブランドはサムスンである。
  • 英国では上記の3つのメディアすべてを利用する人の割合が17%で、スウェーデンやドイツよりその数は高い。
  • 英国やスウェーデンでは、画面上で見るコンテンツを探すのが主流であるのに対して、ドイツでは新聞のテレビガイドを見て探す人が多い。
  • スウェーデンでは31%の人がオンラインテレビを主流のメディアと回答しており、他2国よりも高い数字となっている。