配車サービスのUberが、月額サブスクリプションサービスの「Uber Pass」の提供を米国5都市で今年10月からスタートした。5都市には、ロサンゼルス、コロラド州デンバー、テキサス州オースティン、フロリダ州のマイアミとオーランドが含まれている。

料金は14.99ドル(約1,700円)からで、ロサンゼルスでは月額24.99ドル(約2,800円)でUberを定額で乗ることができる。乗車の度に運賃を支払う必要はあるものの、ピーク時や悪天候の時にも定額で乗車ができるため、運賃を抑えてのUberの利用が可能。これにより毎月の交通費を約15%減らすことができるといわれている。また、一回につき同車する人数にも制限がないのも嬉しい。

また運転手側も運転時間や距離ベースに給料が支払われるため、Uber側が残りを負担しているということになる。四半期で利益を挙げるのも難しい状況にあるUberにとって、今回の新商品がどう影響するかはまだ分かっていない。

Uberではこのサブスクリプションプランを過去2年間テストしてきており、ユーザーの期待に応えての今回ローンチとなる。

定額サブスクリプションを導入している配車サービスはUberだけではない。Uberよりも先に、同様サービスの「Lyft」が10月に入って「All-Access Plan」という月額サービスを開始している。
Lyftの場合、月額299ドルで30回の乗車が可能である。(すべての乗車が15ドル以上を超えないことが条件で、超えた場合には差額を払う必要がある)

今回のUberが展開した月額サービスはLyftに出遅れた形でのローンチであったが、Lyftとは違ったシステムを使ったサブスクリプションスタイルを取っており、Lyftのような高額なプランを避けるためだったのではと考えられる。

UberもLyftも、定額サブスクリプションを導入することで、多くの人に配車サービスを使ってもらい、個人所有の車を減らす運動を進めているが、現実まだまだ難しい状況にある。

そして、今回の定額制はユーザー側にとっても、ピーク時や悪天候時に運賃を低く抑えられるだけでなく、これまで一番安い交通手段を探すために複数のアプリ上を行き来していた人たちが安心してUberを選べるというメリットもあるであろう。