アンペア・アナリシス(Ampere Analysis)の最新調査によると、ケーブルテレビの代わりとして、ネットユーザー間では「定額制動画配信サービス(SVOD)」と「有料テレビ」の組み合わせが人気であることが明らかになった。

3つ以上の動画配信サービスに加入する世帯数は、米国では2018年の第三四半期に比べ6.6%、ヨーロッパでは同時期に6.3%の上昇が見られている。3つ以上のサービスに加入している人の割合は、米国ではネットユーザーのうち5分の2で、ヨーロッパでは5分の1となっている。

この「定額制動画配信サービス(SVOD)」と「有料テレビ」の組み合わせる傾向は、国によって異なる。オランダや南アメリカ、米国ではネットユーザーの56%がこの組み合わせで動画を視聴するのに対し、日本ではこの組み合わせをする世帯はたったの13%で、どちらかというと定額制動画配信サービス(SVOD)と無料テレビサービスの組み合わせが多い。

日本のように、有料テレビとSVODを一緒に組み合わせて見ないのは、オーストラリアやイタリアでも見られる傾向だという。

ケーブル有料テレビの契約を止めてインターネット経由の動画配信サービスを選択する「コード・カッティング(Cord Cutting)」の現象は、米国でよく見られており、業界では大きな課題となっている。しかし、日本などの国際市場では「コード・カッティング」はそこまで大きな問題として扱われていないことがわかる。今後、定額制動画配信サービス(SVOD)と無料テレビサービスの組み合わせは、業界の動向として他の国で見始められる可能性もあるでろう。